岩手大学地域連携推進センター

 第29回イブニングフォーラム 出席報告 

電気電子情報科会東京支部 支部長 澤藤隆一


 地域連携推進センターでは、地域と岩手大学との交流に資することを目的として、産学官民のそれぞれ立場の方を講師に招き、会社(地域・団体)の将来ビジョン(長期計画・経営方針)の紹介、研究・製品の紹介、技術・共同研究の相談、岩手大学に期待すること、日頃感じていることなどを自由にお話しいただくとともに、そこに参加する方々との情報交換、意見交換を行う場として、イブニングフォーラムを岩手ネットワークシステム(INS)と共催で定期的に開催し、自由な討論により、新時代を築く連携と共同研究が生まれることを期待しています。
 第29回イブニングフォーラムでは、産業界や官公庁の各プロセスに最適なクリーンエア環境を提供するとともに、植物、花卉、果物、種苗の生育と保存環境の高度化、豚、鶏の肥育環境制御等を提供している三基計装株式会社代表取締役 澤藤隆一(電気工学科47年卒業)がお話をさせて頂きました。
 最初に岩手大学地域連携推進センター長の千葉 則茂教授の挨拶があり、続いて講演を行いました。
フォーラムの案内は→岩手大学地域連携推進センターイブニングフォーラムのページ

【日時】 平成19年8月24日(金)午後5時30分〜7時30分

澤藤隆一
【場所】 地域連携推進センター2階会議室
【演題】 「大学生活がライフワークを創る」
〜世界で求められる日本の製造技術の所以〜
【主な内容】 ・はじめに 三基計装株式会社の紹介
・チノーの理念とグループにおける産学官共同
・卒研〜就職〜同窓であることが苦境を救った・・・
・産業の基礎は計測・制御・監視
・日本施設園芸は黒船に脅かされている

・植物も動物も機械も快適環境を求める

・JISがISOの基盤となったクリーンエア規格
・古くて難しい空気調和の世界
・地球環境問題が工業現場に突き付ける刃
・世界の中で際立つ日本の特殊性
・BRICsが求める日本の技術

・これから求められる産業と技術分野

・大学は知力、気力、体力を作るステージ

 出席者は岩手大学の各学部に呼び掛けて教員の方々、INSメンバーである民間企業の皆様等でした。主な内容に示すように、産学官共同研究や半導体、電機、電子部品、電機化学、精密機械、光学器械、化学、石油化学、食品、製紙、印刷、医薬、病院、農業等における空気環境制御の要素技術や、空気清浄に関する国際規格ISO-14644-1の制定に到った基盤、日本施設園芸が当面する現況と課題、ヒートポンプの活用、地球環境問題とその対応、日本の特殊性と国際競争への対応、これからの産業分野を示して大学が果たすべき役割への期待を述べました。これからの日本製造業を支える学生の育成に対して大学に大いなる期待を持っていること、ただ単に学問だけではなく、同級生との交流、地域催事への参画、アルバイト、クラブ活動、研究室での活動など、大学生活におけるすべてが社会人となったときに役に立つこと、また同窓であることを仕事に活かす、同窓生も大学に貢献すべき等、東京支部長としての面からもお話させて頂きました。


ヒートポンプの原理と活用について話しているところ

講演が終わりディスカッションしているところ。出席者はお寿司とビール付き(会費制)


イブニングフォーラムを行った地域連携推進センターの隣に新築なった盛岡市産学官連携研究センター(略称 コラボMIU)の外観(澤藤撮影)