《一祐会70周年記念誌:各支部現況報告》
近年の電気電子情報科会東京支部活動
東京支部長  澤藤隆一(昭和47年電気卒)

 一祐会創立40周年を記念して東京総会が開かれたとき、一祐会東京支部は無いので、当時の電気科会東京支部長の故冨田弘平氏(S19工専4回H23没)が中心となって、九段のホテルグランドパレスに384名を集め、大盛会だったという記録があります。科会の名称も電気科会から、学科の増設、統合に併せて名称が変わり、今は随分長い名前になりました。近年の支部長の歴史を辿ると冨田弘平氏が8年、故鰐淵 実氏(S18工専3回H11没)が3年、吉田登美男氏(S28大1回)が10年、長岐芳郎氏(S34大7回)が2年、寺井正行氏(S41大14回)が6年、そして私澤藤隆一(S47大20回)が8年、37年間で6名ですが、驚くべきは事務局で、吉田登美男氏が9年、久保田 博氏(S40大13回)が14年、現在の飛世政和氏(S44大17回)が12年、なんと35年を3人で運営して来たのです。吉田登美男氏は事務局と支部長で19年!頭が下がります。久保田さんも飛世さんも、一番激務の事務局を長年勤めて来られ、こうした縁の下の力持ちのおかげで我が支部の活動は成り立って来たのです。
2011年は歴史に残る年になりました。3.11の東日本大震災と福島第一原発事故、超円高、タイ洪水など次々に日本を襲う中、我々のビッグイベントは科会創立70周年記念事業の中の祝賀会でした。2010年秋から準備を進め、東京支部はかつて経験したことの無い度重なる準備会合と作業を進めました。その過程で起きた東日本大震災のあまりの惨状に、祝賀会などという雰囲気が消し飛び、実行委員会は4ヶ月活動停止した後、むしろ被災地を励ます意味でもこのイベントを成功させるべきだと気を取り直して、寺井正行祝賀会実行委員長を中心として猛烈且つ周

  到な準備と会員への参加呼び掛けの結果、10月29日(土)のアルカディア市ヶ谷は、会場に入り切らない事を心配するほどの参加者となり、大成功だったと考えます。
 科会では10年ごとに節目の行事が行われて来ました。1992年の電気科会創立50周年記念行事(盛岡)、2002年に科会生みの親の草刈遜先生ご生誕100年記念事業実行委員会が設置され、翌年仙台で実施、このときの会員からの寄付で草刈賞が創設されました。70周年は2012年1月1日ですが、1ヶ月前倒し、東京で開催しました。次は75周年が見据えられます。スリークウォータなので、アニバーサリーとしては70周年より意義深い節目です。
科会をここまで引っ張って来られた工専卒の方々も、冨士 岳氏(S16)、澤 亮氏(S16)、鰐淵 実氏(S18)、冨田 弘平氏(S19)、高見澤 敏夫氏(S20)、萬 藤五郎氏(S23)と亡くなられました。
一祐会傘下の東京地区の3支部:金属物性科会東京支部と東機会、きたかみ会とは相互交流しており、その総会の模様をホームページで紹介しております。組織の活動を紹介するホームページはIUEEITOKYOとインターネット検索エンジンで入力して下さい。ホームページという受動的手段のみならず、メルマガなどで会員への情報提供に努めます。会員相互の親睦を図る、セミナーを実施する、イベントを紹介する、岩手大学東京事務所と連携することに努めます。今後同窓会は大学への支援がますます求められますので、科会、更に一祐会の支部として頑張って行きます。