《支部だより》
平成21年度東京支部報告
東京支部長  澤藤隆一(昭和47年電気卒)

 2007年のサブプライムローン破綻から2008年のリーマンショックを経て、2009年は世界同時不況となって、東京支部会員にも様々な影響が出ました。現役世代は失職したり転勤したり、概ね良い話は残念ながら聞かれませんでした。あまりに厳しい経済環境下、予定していた東京支部大会は時機を逸してしまいました。他の活動はホームページに一覧表で詳しく載せております。金属物性科会やきたかみ会(資源・土木)、東機会(機械)総会の内容も掲載して、言わば一祐会東京支部広報的役割を果たしております。インターネット検索エンジンでIUEEITOKYOと入力しますと出てきます。
 同窓会の存在意義としては、会員の皆様に情報を提供し、会員相互の交流や扶助、親睦を図り、大学を支援することであると考えます。そのため岩手大学が行う「新技術説明会」や「産学官連携交流会」にも積極的に参加すべく会員各位にメールを送りました。またいわてネットワークシステム(INS)の行事へも会員参加を呼び掛けております。一祐会傘下の他会との交流や、岩手県、盛岡市東京事務所との協力体制も構築してきました。1月早々の岩手大学・科学技術振興機構共催の新技術説明会では、講演者であった科会会長の柏葉先生を囲んで懇親会も行いました。支部主催行事では、熟年世代を主ターゲットに環境にやさしい暮しを実践している吉岡正修様(S37卒)のセミナーを5月に大井町駅前の「きゅりあん」で行いました。きたかみ会の千葉さんも参加してくれました。6月の岩手大学開学60周年記念式典、祝賀会、記念講演会、 展示会、ホームカミングデーにも参加を呼び掛けました。今年は本部総会が仙台で開かれ、澤藤支部長、柴田、狩野両副支部長が参加しました。平成21年は大学やINS行事9件、科会本部行事5件、支部活動3件、一祐会関係3件、岩手県や盛岡市関係の行事参加や会員への案内を12件行いました。

 


5月13日セミナー講師の吉岡さん(左)と澤藤支部長

金属物性科会ときたかみ会の総会に来賓参加し、東京もりおかふるさと会で在京の多くの同窓会との交流を深めました。盛岡市と岩手大学との産学官連携のMIUサポータとしても活動しました。岩手大学での3月の新会員歓迎会には狩野副支部長、5月の一祐会総会には柴田副支部長を派遣しました。 特別なこととしては、「在京盛岡広域産業人会」という組織を立ち上げることとなり、当支部の活動が評価されたのか、澤藤に会長の役目が回ってきました。産業人と言うと現役で且つある程度の肩書きがある人というイメージがあるようですが、そんなことはないと広報して百数十名の方が集まってくれました。一祐会関係の方も結構集まってくれました。盛岡広域8市町村への貢献が目的のため、岩手大学がバックアップしており、11月の設立総会の記念講演は藤井克己学長が来て下さいました。今後当支部会員の皆様がより多く参加して頂けるようお願いします。 平成22年も厳しい経済情勢が予想されます。支部大会はもちろん、セミナーや支部会員への情報提供、懇親会など、当支部を支える元気なご高齢会員が楽しみに参加できる催し物を各種企画しますので、どうぞご期待ください。