《支部だより》
2011年度東京支部報告
東京支部長  澤藤隆一(昭和47年電気卒)

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 2011年は歴史に残る年になりました。リーマンショック後の世界同時不況からやっと立ち直る気配が見えていたところに3.11の東日本大震災、そしてEU諸国でのソブリンリスクの顕在化が再び世界全体の経済危機を招き、恐慌へと繋がる恐れが言われています。更にタイでの大洪水が日本製造業に追い討ちをかけ、政治的にはどうしようもない状況になっています。
そしてなんと言ってもビッグイベントは科会創立70周年記念事業の中の祝賀会でした。2010年秋から準備を進め、東京支部はかつて経験したことの無い度重なる準備会合と作業を進めました。その過程で起きた東日本大震災のあまりの惨状に、祝賀会などという雰囲気が消し飛び、4ヶ月活動停止した後、むしろ被災地を励ます意味でもこのイベントを成功させるべきだ、と気を取り直して、寺井正行祝賀会実行委員長を中心として猛烈且つ周到な準備と会員への参加呼び掛けの結果、10月29日(土)のアルカディア市ヶ谷は、会場に入り切らない事を心配するほどの参加者となり、大成功だったと考えます。同日の東京支部大会では役員全員が改選期ではないため全員留任となりました。
 科会では1992年の電気科会創立50周年記念行事が盛岡で行われ、ホテルメトロポリタン盛岡での祝賀会は260名もの大盛会、2002年に草刈遜先生ご生誕

 

100年記念事業実行委員会が設置され、翌年仙台輪王寺での追悼供養とホテルメトロポリタン仙台での思い出を語る会に123名の参加、このときの399名の方々からの寄付で草刈賞が創設されました。
70周年を祝おうという企画時、本来2012年1月1日ですが、1ヶ月前倒し、東京で開催してくれという本部の意向でした。引き受けるに当っては東京支部内で紆余曲折がありました。何と言っても50周年のときはバブル絶頂期、当時のような参加者数は望めない中、183名の参加を得ました。次は75周年が見据えられます。スリークウォータなので、アニバーサリーとしては70周年より意義深い節目です。

70周年記念事業の一環で科会運営に貢献大の方に「草刈功労賞」を贈ることになり、東京支部から冨田弘平氏(S19専4)、高見澤敏夫氏(S20専5)、吉田登美男氏(S28大1)の3名の方が対象になりました。
故冨田弘平氏
ところが高見澤氏は2000年にご逝去されていたことがわかり、冨田弘平元支部長は賞の楯をお送りしたところで2011年12月にご逝去されたことがわかりました。また東京支部における工専卒の世話役であった萬 藤五郎氏(S23専7)も2011年5月に逝去されました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。 一祐会傘下の東京地区の3支部とは相互交流しており、その総会の模様をホームページで紹介しておりますが、東京金属物性科会と東機会の総会は中止、きたかみ会だけ行われました。岩手大学東京事務所と、大学が連携している盛岡市の東京事務所が日比谷市政会館に移転しました。震災復興支援として岩手県や盛岡広域8市町村のイベント等をホームページで紹介し、会員への情報提供に努めました。