岩手大学電気電子情報科会 

70周年記念事業 趣意書




平成23年3月吉日

会 員 各 位

岩手大学電気電子情報科会70周年記念事業実行委員会
    委員長 柏葉安兵衛(1963年電気卒)

拝啓 早春の候、皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 ご存じの方も多いと思いますが、今から70年前の1941年(昭和16年)12月26日に、母校工学部電気系工学科の前身である盛岡高等工業学校電気科第一回生32名が卒業致しました。日本はこの直前の12月8日に米国ハワイの真珠湾攻撃を行って太平洋戦争に突入し、戦域が急速に拡大した極めて困難な時代で、学業が3ヶ月短縮されて繰り上げによる卒業と伺っております。従って本年は、岩手大学工学部の前身が初めて卒業生を送り出してから70年を迎える記念すべき年になります。
 電気科第一回生は卒業後すぐの翌年1月1日に、同窓会「盛岡高工電気科会」を設立し、同年2月には「盛岡高工電気科会誌」第1号を発行しています。爾来、盛岡高工電気科会は母校の発展と共にその名称を「盛岡工専電気科会」、「岩手大学電気科会」、「岩手大学電気電子情報科会」と変えて、幾多の困難を乗り越えて今日まで続いて参りました。会誌も昭和26年2月発行の第8号から誌名を「きたかみ」と変更しながら今春発行の57号まで続いています。表紙のR-L-C直列回路のデザインマークは会誌1号以来のものですが、長い歴史を経た今でも全く古臭さを感じさせません。
 科会設立の目的は、電気系学科の傘下に集いし者の親睦を図り、緊密な連絡をとって専門分野の知識を交換することにあります。同じ学校、学科に学んだという思い出と信頼とをもって同窓生が縦横に結びつき、知識の向上を図ることや助け合うところに意義があると思います。一口に70年と申しますが、この間様々な困難がありました。特に最初の10年あまりは筆舌に尽くし得ない大変なご苦労があったようです。先輩各位の多大なご苦労によって今日があることを考えるとき、衷心より感謝を申し上げる次第です。
 折しもここ10年の間に大学を取り巻く環境も大きく変わりました。母校岩手大学も国立大学法人となり、教育、研究に加え、同窓会活動や社会貢献の面にも厳しい評価を受け、評価結果が大学運営に厳しく反映されるようになりました。この間、母校では同窓会との緊密な関係作りを進め、4学部同窓会並びに岩手大学との連携協議機関として「岩手大学同窓会連合」が設立されました。科会も同窓会連合を下支えする組織として、かつ大学と同窓生の連携の一つの姿として、今後ますます母校の発展に寄与できると思っています。
 科会ではこれまで、創立30周年に「電気科会30周年記念アルバム」を発行し(1972年)、50周年では「岩手大学電気科会創立50周年記念事業」を盛大に行い(1992年)、60周年では「草刈遜先生ご生誕100周年記念事業」を計画し(2002年)、実行してきました。

 このように、科会では主要な節目ごとに記念の行事を行ってエネルギーを結集し、発展を目指してきました。昔から70歳は「古希」とよばれ、お目出度いこととしてお祝いをする習慣がございます。科会も来年1月1日には創立70周年の古希を迎えますので、記念事業について理事会で検討して昨年6月の総会にはかった結果、「岩手大学電気電子情報科会創立70周年記念事業」を行うこととなりました。以来実行委員会を設けてふさわしい事業内容等について検討して参りましたが、下記の記念事業を今年から来年にかけて行います。特に祝賀会につきましては、東京支部の絶大なるご支援のもとに、今年の10月29日(土)に東京で行います。当日はまた、母校藤井学長による記念講演会、科会にご功績のあった方々に感謝状の贈呈などを行う予定です。記念事業の目玉行事でございますので、会員の皆様には是非ご参加頂きたくお願い申し上げます。この記念事業に寄せられる大きなエネルギーを得て、次の5年あるいは10年以降に向けてさらなる発展を期したいと思っております。
 皆様には本事業の趣旨にご賛同下さり絶大なご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 季節の変わり目、くれぐれもご自愛のほどお祈りいたします。

敬具



 岩手大学電気電子情報科会70周年記念事業内容

1.感謝状の贈呈
  祝賀会会場で、電気電子情報科会に功績のあった方々を表彰し、謝意を表するものです。

2.記念講演会の開催
  演    題 :「岩手大学の現在と未来」(仮題)
  講    師 : 岩手大学長 藤井克己先生
  日時、会場 : 祝賀会会場で行います。

3.記念祝賀会の開催
  日時 : 平成23年10月29日(土)
  会場 : アルカディア市ヶ谷(私学会館) 東京都千代田区九段北4−2−25 TEL:03−3261−9921

4.会誌「きたかみ」70周年記念特集号の発行
 平成24年3月発行予定の「きたかみ58号」を「岩手大学電気電子情報科会70周年記念特集号」とし、通常の記事のほかに70周年記念事業に関する模様を掲載し、会員に広く広報します。

 記念事業の内容は以上の4つですが、上記1、2の行事は、記念祝賀会と一緒に、10月29日に行います。

記念祝賀会について

 記念祝賀会は、電気電子情報科会会員自身が70周年という節目の年に、一人ひとりの来し方をかえりみつつ、互いに祝い合い、懐かしさとお祭りのような楽しさに満ち溢れた会にしたいと思います。
 母校の歴史や現状を写真パネルで見てください。盛岡の街の今昔を映像で楽しみながら若き日々を思い出してください。これらを「アトラクション会場」に用意します。
 祝宴のお開きは、「岩手大学学生歌」「同袍寮寮歌」や若き日の思い出の歌・懐かしい歌の数々を、若い日に戻って大合唱しましませんか。
 祝賀会の記録映像を作成して、後日参加者と賛助金・協賛の皆さんにお送りする企画もあります。 また、東京支部大会も同時に開催します。
 今からスケジュールを調整・確保して、ご参加くださるようお願い申し上げます。

1. 会 場  アルカディア市ヶ谷  
2. 日 時 平成23年10月29日(土) 13時30分から
     13:30〜 受付開始 (5階)
     14:00〜15:30 アトラクション (5階・赤城)
     * 14:30〜15:00 東京支部大会 (4階・鳳凰)
     15:30〜17:00 記念講演、感謝状の贈呈 (4階・鳳凰)
     17:00〜19:15 祝宴 (5階・大雪)
3. 祝賀会参加・賛助金の申し込み方法
   同封の「払込取扱票」で、祝賀会参加の方は参加費7,000円を、祝賀会には参加できないが趣旨に賛同・協賛していただける方は賛助金2,000円を払込み願います。
4. 70周年記念祝賀会実行委員会
   同期の皆さんに広く参加を呼びかけていただきたい、IT技術・映像技術をも活用して楽しいお祭りにしたいと考えており、このための実行委員を募っております。
 多くの皆様に奮ってご参加いただきますようお願い申し上げます。
顧   問  吉田登美男 (電気S28年卒)  長岐 芳郎 (電気S34年卒)
委 員 長  寺井 正行 (電気S41年卒)  事 務 局 東京支部長   澤藤 隆一 (電気S47年卒)
東京支部  柴田 隆昭 (電気S37年卒)  飛世 政和 (電気S44年卒)  山田 均 (電気S47年卒)
 小林 秀雄 (電子S47年卒)  在家 宏 (電子S52年卒)  山内 利明 (電気S55年卒)
 狩野 利之 (電子S61年卒)  菊地 紀幸 (電子S61年卒)  加瀬 貞二 (電子H4年卒)
本部理事  柳橋 好子 (電子S45年卒)  長田 洋 (電気S62年卒)  木村 彰男 (情報H3年卒)

      詳細 :http://iueeitokyo.web.infoseek.co.jp/70AnivIUEEI/70Aniv.html

  祝賀会に関する連絡・問合せは、↓ここにお願いします。
    eメール:iueei70shukugakai@gmail.com
    郵  便:〒***-**** **市*** 寺井正行